会 長 挨 拶

 

 令和5年6月の通常総会にて会長に就任いたしました藤森でございます。引き続き会長を担うこととなり、大変光栄に思うと同時にその重責に身の引き締まる思いでございます。

 さて、さまざまな制限を強いられた新型コロナウイルス感染症も、ようやくコロナ禍前の日常を取り戻しつつありますが、コロナウイルスが消え去ったわけではなく、安定した港湾物流を維持するためには基本的な感染対策を継続してく必要があります。
 一方、港湾を取り巻く状況は、産業や物流構造の変化に加え脱炭素化や労働力不足の対応が待ったなしの状況となっており、選ばれる港湾であり続けるためには、船舶の動向や荷主のニーズを適確に捉え、環境面に配慮しつつも安定的で品質の高い港湾物流サービスの提供を目指し、今後、様々な取り組みを行っていかなくてはなりません。
 こうした状況にあって、名古屋港の令和4年の総取扱貨物量は、1億6,357万トン(前年比8.0%減)と前年実績を下回ったものの21年連続日本一となり、また、毎年約7兆円の貿易黒字額をコンスタントに生み出す名古屋港は、日本を代表する国際貿易港として発展してきております。
 私ども港湾運送事業者は、中部圏の産業とともに発展してきた名古屋港を物流面で支えるエッセンシャルワーカーとして、使命感と誇りを持って日々職務にあたっています。

 名古屋港運協会は、これからも国や港湾管理者、地元経済界の皆様方とも連携し、一丸となって直面する諸課題に全力で取り組んでまいります。
 引き続き皆様のご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 

                                 令和5年6月
                                 名古屋港運協会 
                                  会長 藤森 利雄

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